カフェレッスン。
バロックオーボエの先生と初顔合わせ。
カフェですばらしいレクチャーを受けた。
彼自身オーボエやリードに関するリサーチャーで、
PCを使ってざーっと彼の”教え”の方針を聞かせていただいた。
僕はあんぐり口を開けたまま、、、。
彼の探究心といったら底抜けである。
オーボエを持っている絵画を元に当時のリードのサイズや
楽器の特徴、ましてや絵画のなかの楽譜は何の曲かまで
研究した方なのであった!
そういう研究の末、このような事が解ったそうだ。
ロッシーニの”スカラディセタ”というオーケストラのオーディションで
必ずと言っていいほど頻繁に出題されるとてもテンポの速い難曲。
なんと当時キーが二つしかついていない、今僕の手にしているバロックオーボエと
同じメカニズムの楽器で演奏されていたらしい、、、、、。
またまた口があんぐりと開いたままだった、、、。
この彼との出会いもまたうれしい偶然が僕に与えてくれた。
トゥルクを発つ前にコンサートホールのロッカーを整理しに出向いた時
我がオケのホルンの方から一つのメモを頂いた。
このホルンの方が出演していたあるバロックオーケストラに
パリからのバロックオーボエ奏者がいらしていて、彼がこう聞いたらしい。
”トゥルクにはバロックオーボエ吹きはいるんですか?”と。
そして僕の話になり、オーボエの彼は連絡先を僕に渡すようホルンの方に託してくださったのだ。そう、今日はその彼に本当に逢えたのだ。
”願えば叶う”という考えに対し、最近あまり自身が持てていなかった。
でも最近になって強く願っている事が偶然かのように少しずつ実現しだしている。
やはり強い思いがあるんだったらとことん願ってみようと、また思えるようになってきた。
信じ続けるというのも、すごくエネルギーがいる。
そういうエネルギーがまた沸々と徐々に湧いてきているのかも知れない。
そうだったらいいな。
by takuya98
| 2007-09-10 22:29