不思議体験。
この夏また偶然が偶然を呼んだ。
友人を通して一つの名刺が送られてきた。
その彼女は僕を吹奏楽部に誘ってくれた小学校の先輩幼馴染。
なんと、東京で楽器屋さんにお勤めとのこと。
早速電話をかけ、
”おっひさしぶりで〜す!名刺ありがとうございます。
僕が今楽器を探していることご存知だったんだですか〜?”
”えーーそうなのーー?全然知らなかったよー。
でも、いろいろ用意してあげられるよー”
とトントン拍子に話は進み、
8月3日に新宿のドルチェ楽器を尋ねた。
懐かしい先輩ととっても感じの良いお店の方達。
オーボエもた〜くさん用意してくださって、
ヤマハの方も直々に来てくださった。
無理を言って沢山のヤマハの楽器もドルチェ楽器に
送っていただいていたのだ。
そしてゆっくりと時間をかけて吹き比べる。
”あ〜〜〜〜だめだ〜〜〜〜全部良い!決められない!”
ということで、先輩幼馴染のTもえちゃんと一緒に
たか〜〜〜〜いビルの上にある景色の最高なレストランへ。
そこで、しっかりと20年前、9歳の頃に小学校の吹奏楽部に誘ってくれて
”ありがとうございました”と言うことができた。
そう、彼女が誘ってくれていなかったら今の僕はいない。
ピアノ以外の楽器に出会わせてくれたのは彼女以外の誰でもないのだ。
実はず〜〜〜〜っと心のどこかで思っていた。
お礼が言いたいなって。
いつかふと気付いたころがあった。
今の僕がここにこうしているにはどれだけの人の支えがあって
成り立っているかということに。
オーボエ、音楽に関して言えば、
日本でのそしてフィンランドでの師匠に始まり、大学受験でお世話になったピアノのそして
ソルフェージュの先生達。そして熱血時代を一緒に過ごした友人。吹奏楽の顧問の先生達、
Tもえちゃん、大好きだった最初のピアノの先生、そして音楽っていい!って気付かせてくれた
ピアノが上手だった幼稚園の先生。
そして育ててくれた親、生んでくれた母と繋がる。
そしてそして最後にはご先祖様に繋がったのだ。
感謝感謝である。
いくら心で思っていても相手には伝わらないことが多い。
照れくさくても、しっかりと口に出して感謝の意を伝えようって
思っている。
だからお墓参りも僕は大好きだ。
チャンスさえあれば何度でも手を合わせに行きたい。
ご先祖様には心の声がきっと聞こえているから。
声にださなくてもきっと聞こえている。
そんな一つの”ありがとう”を言えた、いい夏であった。
そしてTもえちゃんにはさらに感謝である。
いい楽器に出会えたのだから。
11月には金色に輝くオーボエにご対面(笑)の予定。
楽しみで仕方が無い。
人生の節々でいつもだれかがそっと手を差し伸べてくれる。
素敵な偶然よ本当にありがとう。
by takuya98
| 2007-08-20 16:28
| オーボエ